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2014年09月19日(金) 
こんにちは。
学生の皆さん、秋学期も、頑張りましょうね。

イギリスを表す"UK"は「連合王国 United Kingdom」の略で、かなり独立的な議会・行政機能を持つ"国々(nations)"があって、そのうちの一つがスコットランド(Scotland)だ、というのを、9月18日の「独立住民投票」で初めて理解した学生さんも多いのではないでしょうか。

報じられているとおり、住民投票で「反対多数」の結果が出ました。
最終的な結果が決したのは日本時間19日午後2時過ぎ(現地19日午前6時過ぎ)でした。これを受けて、投票までのあいだ「賛成」をずっと訴え続けていた人々のリーダーであるスコットランド議会のAlex Salmondさん、「反対」の団体のまとめ役をしていたイギリス議会のAlistair Darlingさん、その後イギリス首相のDavid Cameronさんが、結果が出て1時間ほどの間にそれぞれ演説をしました。
賛否の立場がSalmondさんとあとの2人で逆ですから演説の中身や色合いは違うのですが、その3人が共に強調したのが、「民主主義(democracy)」です。現地生放送番組のネット配信から、メモを取ってみました。

「この(投票という)民主主義プロセスに挑戦したことが偉大だ」「スコットランドはこの民主主義に包まれている」(Salmondさん)
「ここまでの議論がビジョンを与えた」「スコットランドの民主主義が偉大だと分かった」(Alistairさん)
「賛成のキャンペーンをなさった方々にも敬意を表したい」「投票箱が平和裏に、穏やかに扱われた」(Cameronさん)

この投票はいまから2年以上前にイギリス政府とスコットランド議会で協約を作り、「もし賛成多数だったら」等、投票とその後の手続きを決めて行われました。
その後、スコットランド国内では賛否それぞれの考えの政治家が意見表明をしたりディベートをしたりしました。投票日が近づく頃には街中にも「YES」「NO」それぞれの立場の人がポスターを掲げたり投票呼びかけのキャンペーンを行いました。
そして今回は、普段の議員などの投票の年齢より低い、スコットランド国内の満16歳以上のすべての住民約400万人に投票権が与えられ、そのうち実に約85%の人が、投票をしました。

スコットランドにお住まいの人にとり、イングランドと連合を形成することになって以来300年以上で、2014年9月18日はおそらく最大のできごとの日です。世界では永く、国の独立や併合は、投票がきめるのではなく、戦争や侵攻、あるいは政治的リーダーだけの話し合い結果が決めていました。20世紀以降これまでにいくつかの国が住民投票を経て独立をした例はありますが、イギリスは国連安保理常任理事国であること等とても影響力のある国なので、今回は日本でも大きく報道されたわけです。

そんな中、イギリスそしてスコットランドのリーダーの皆さんは、投票結果が出た直後、みな揃って、強く民主主義を強調しました。私は皆さんに、この点をぜひ注目してほしいと思います。

民主主義は価値観の一つなので、私はこれだけを絶対視することを強要するものではありません。ただし、イギリスも日本も、現在の国民や政府はこの民主主義の価値観を重視しているのは確かでしょう。
特にスコットランド国内で賛否のリーダーの役割を果たした2人はそろって、さらにその過程(プロセス)の意味や意義にも触れ、話をしていました。

私は、日本に居る私たちが報道など見聞きできる情報が伝えたイギリス・スコットランドのようすの根底にある、民主主義という価値観のことについて、ぜひよく観察してみてほしいと思っています。

閲覧数1,328 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/09/19 15:42
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