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2014年12月02日(火) 
こんにちは。学生の皆さん、お久しぶりです。

「東京」が寒くなる、と表現されるとちょっとハッとしそうな話題。こんな記事が出ていますが、ご存じでしょうか。

来週から東京が寒くなります?
杉江 勇次(ウェザーマップ)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sugieyuji/20141129-00041078/

東京の気温 観測場所移転で低下
増田 雅昭(ウェザーマップ)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masudamasaaki/20141…-00041147/

記事によると、気象庁の「東京」の観測地が、ビルの谷間から公園の片隅に変わるというもの。
実は、気象庁の気象観測は「露場」といって、短い芝生の生えた土の地面の上で行うことが、決まっています。

東京の新露場 
近藤純正
http://www.asahi-net.or.jp/~rk7j-kndu/bijutu/bi93.html

東京メトロ竹橋駅や大手町駅のそば、大手企業や官公庁の建物が建ち並ぶビルの谷間に、こんな施設があったのですね。これが、日本武道館でおなじみの北の丸公園に移るのです。まわりの草木の量がもちろん違うほか、ご存じの通り武道館は最寄り駅から坂を登ったところにありますから、標高も約20m弱、異なるのだそうです。

ビルの谷間と広い公園の片隅ということで、すぐ「ビルのそばの方がなんだか温かそう」とは思えます。が、本当にそうなのでしょうか。今回の移転のために、(まじめな(笑))気象庁は、観測するとどのような違いが生じるのかを確認しておこうと、なんと2011年後半から3年間ほど、比較観測を行っていたのです。近藤さんの記事にもありますが、パッと写真を見ただけでも、観測機器のすぐ周辺の草木の量の違いは歴然。そして、3年間の比較観測によると、いくつかの点で差が出ることが、すでに確認できています。

○最低気温は1~2度変わってしまう(大手町と北の丸公園の上下が逆転したことは無いらしいです)。
○平均気温も1度弱低くなる。
○最高気温は0.2度ほどの差で、最低気温ほどは大したことない。
○積雪量が大きくなりそう(=降った雪が解けにくい)。


さて、ここからが大きな問題。こんご(きょう2日夕方以降)、天気予報が発表されるときの「東京」が、この公園の一角の天気の予報に変わるというのです。

これは大変なことです。

『あすの東京は、最低気温が○○度、最高気温が△△度でしょう』

といわれたとき、あなただったら、ビルの谷間と比較的広い公園の片隅のどちらが、より『東京の天気予報』っぽく思えますか? 私だったら、ビルの谷間の方です。現に東京都心はビルに囲まれているし、東京で過ごすかなりの人がそういう環境下で過ごすからです。でも、測定場所が変わる以上、その測定場所の天気の予報になってしまう(せざるを得ない)というのです。

測定場所としての維持が難しいというのが理由とのことですから、いわば「反対運動」のようなことを行うのもお門(かど)違いでしょう。私たちが天気予報に接するときに、「気温はこれまでより1~2度下がるんだな」「記録上の熱帯夜の日数が減る」「記録上の冬日や真冬日の日数が増える」等ということを意識しながら情報を利用するしかなさそうです。
そして雨量も、最近は"ゲリラ豪雨"などとあだ名のつく「夕立」などは約1kmはなれれば降り方が違いますから、変化せざるを得ないでしょう。

以上、これからは、「東京の天気」=「東京の広い公園の片隅の天気」ということで。


※熱帯夜=最低気温が25度以上の日。
※冬日=最低気温が0度未満の日。
※真冬日=最高気温が0度未満の日。

閲覧数956 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/12/02 15:28
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